栄養士に限らず、パソコンスキルは持っておきたい技能の1つです。ここでは、栄養士の仕事に役立つパソコンの資格や、パソコンを使用する業務内容について説明します。
栄養士や管理栄養士は、業務においてパソコンを使用することがあります。具体的には、専用のソフトを用いた給食管理や栄養計算のほか、新作メニューを紹介するプレゼンテーション資料の作成などです。このほかにも、社員同士の連絡やファイルの送信などで、メールを使用することも少なくありません。そのため、栄養士として働くためには、パソコンスキルが必須といっても過言ではないでしょう。パソコンを使用する機会が少ない栄養士でも、職域を広げるためには、パソコンスキルに関する資格を持っておくのが理想です。
栄養士の業務には、パソコンの高度な技術や知識を要するものほとんどありません。基本的な技術や知識があれば、問題なく業務を行えます。資格によってパソコンスキルを証明したい場合は、「パソコン検定」や「マイクロソフトオフィススペシャリスト」がおすすめです。
栄養士の業務では、パソコン検定協会が実施するパソコン検定の資格が役立ちます。この資格はパソコンを使った業務のスキルを示すもので、1級から5級までの等級設定となっています。等級の目安としては、準2級もしくは2級を取得していれば、日常業務が問題なく行えるでしょう。パソコン検定を取得しておけば、栄養士の仕事である原価率計算書や、プレゼンテーション資料を作る際にも役立てることができます。
マイクロソフト社のソフトである、ワードやエクセルなどで作業ができることを示す資格が、マイクロソフトオフィススペシャリストです。この資格を取得するだけの技術と知識があれば、一般的な資料の作成は問題なくできるでしょう。栄養士の業務の中も、ワードやエクセルを用いるものがたくさんあるため、実践力を示すことができる資格といえます。