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管理栄養士が知っておきべき災害時の食環境とは

災害食 管理栄養士

管理栄養士が知っておきべき災害時の食環境とは

東日本大震災から7年が経ちました。ここでは、震災当時の被災地の食環境から学ぶ、管理栄養士が知っておきべき災害食の在り方をご紹介します。

東日本大震災当時の被災地の食環境

震災当時の被災地は、ガス、水道、電気といったライフラインが停止し、復旧まで数週間以上かかりました。冷凍冷蔵庫を使用できなくなったことで食材は腐り、非常食を備蓄していない家庭も多かったため、配給される食事を待つだけの日々がしばらく続いた被災地。行政や日本全国から届く支援物資は、常温保存ができて日持ちする菓子パンやカップ麺がメインで、糖質の過剰摂取が問題となりました。併せてたんぱく質、ビタミン、ミネラルの摂取不足も深刻な課題となりました。

避難所生活での栄養バランスの確保

当時被災地にいた管理栄養士たちは、避難所にビタミンやミネラルのサプリメントを配って回り、最低レベルの栄養バランスを確保するのに必死でした。訪れる先々の避難所で、温かい食事が食べたい、肉や魚が食べたい、野菜が食べたい、という声が挙がっていました。一度栄養素を覚えた人間の体は、不足する栄養素を摂取したいという本能が働くのです。

各ライフステージの食事がある

ここまで述べてきたのは、ある程度自分自身で食事を用意できるライフステージの方のお話でした。それでは、乳児用の調製粉乳や離乳食を必要とする乳幼児は?食物アレルギーのある子どもは?咀嚼や嚥下に問題のある高齢者は?支援物資を待つだけでは、避難所での食生活を乗り切ることはできません。

避難所での管理栄養士の行動

管理栄養士の指導の元、避難所では持ち寄った調製粉乳を分け合い、できるだけ月年齢の低い乳児たちを優先して飲ませていました。少しでも大きい子は、インスタントごはんと水を一緒に加熱して重湯を、そして栄養補給に砂糖水を。食物アレルギーのある子どものために、炊き出しで作られた食事は、使用した食材を細やかに説明し、行政にも食物アレルギーに対応した支援物資を要請しました。咀嚼・嚥下機能に問題がある高齢者にはインスタントごはんをお粥に、パンをパン粥にと、食形態の対応に追われました。災害時の食事も、管理栄養士が先頭に立って指示しなければなりません。

管理栄養士と災害食

災害食とは、災害等の非常事態により通常の食事が困難になったときのための食事を指します。首都直下型地震や東海地震が予測されている今、災害食ついてわたしたち管理栄養士が誰よりも知識を身につけていなければなりません。しかしながら、まだまだ周知されていないこの分野。このコラムを通し、ぜひ災害食についての知見を深めてください。

 

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