管理栄養士の国家試験合格率アップを目指すには? | 栄養士コラム

管理栄養士の国家試験合格率アップを目指すには?

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管理栄養士の国家試験合格率アップを目指すには?

管理栄養士の国家試験の合格率アップを目指すために必要なことを、実際の試験合格率などを紹介しながら説明したいと思います。

管理栄養士国家試験の平均合格率は5割強

栄養士としてキャリアアップを目指すなら、ぜひ取得しておきたいのが管理栄養士の資格です。管理栄養士の国家試験は年に1回、毎年3月に実施されます。

※管理栄養士の受験資格は、こちらのコラムでご紹介しています。


平成30年(第32回)の受験者数は17,222名で、合格者は10,472名。合格率は60.8%。毎年2万人前後が受験し、過去5年の平均合格率は52.7%となっています。

第32回管理栄養士国家試験の合格発表

合格率が一番高いのは新卒者

管理栄養士の受験資格には、栄養士養成過程のある学校を卒業後に実務経験を積むか、管理栄養士養成過程のある学校の卒業があります。

では、どのルートを通った受験者が最も合格率が高いでしょうか。平成30年の合格者状況を見てみましょう。

第32回管理栄養士国家試験の合格発表 学校区分別合格者状況


以上のように、最も合格率が高いのは管理栄養士養成課程を卒業したばかりの受験者です。


このような結果となる理由はいくつかありますが、そのひとつに、新卒者は学校の授業で国家試験対策を十分に行っていることが考えられます。
既卒者は仕事をしながら受験に臨むケースが多いため、勉強時間や試験対策が不十分となり、合格率が伸び悩む傾向にあります。

既卒者が合格率を上げる方法

管理栄養士国家試験は、以下の10科目200問で行われます。

  • 社会・環境と健康
  • 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
  • 食べ物と健康
  • 基礎栄養学
  • 応用栄養学
  • 栄養教育論
  • 臨床栄養学
  • 公衆栄養学
  • 給食経営管理論
  • 応用力試験


試験は午前と午後に分けて行われ、詳細は年度によって多少異なりますが、ここ3回の時間配分は午前に2時間半(99問)、午後に2時間35分(101問)となっています。

4~5択のマークシート形式で、配点は1問1点の200点満点。総合点120点(60%正解)以上で合格です。

合格率アップには十分な試験対策が肝心です。学生の方は、学校で実施される国家試験対策講座を必ず受講しましょう。
既卒者も含めて、最も効果的で欠かせない試験対策は「過去問」です。過去数年分の試験問題を解くと、出題の傾向や自分の弱点が見えてきます。

また、最新の参考書や問題集を使うことも大切です。
中古書店で購入したり、再受験だからと前年のものをそのまま使う人もいます。しかし、法の改正や科学の進歩に応じて出題基準(ガイドライン)は変更されるもの。最新の情報を抑えておくため、参考書や問題集は必ずその年のものを購入しましょう。

独学が苦手な人には“受講”がオススメ

独学では怠けてしまう心配がある人や、効率的な勉強方法がわからないという人には通信教育や、予備校、大学の試験対策講座がオススメです。


まずは通信教育。
自宅に届く教材を解き添削課題を提出したり、DVDや配信動画で授業を受けるのが一般的な流れです。

通信教育のメリットは、仕事をしながらでも、自宅で自分のペースで勉強を進められることと、理解できるまで繰り返し同じ講義を受けられることです。講師への質問を受け付けている通信講座も多く、苦手な部分をじっくりと学ぶことができます。
デメリットは、添削課題を提出したり授業映像を見ただけで、勉強した気になる危険性があることです。通信教育はあくまで独学の道しるべ。添削内容や講義が理解できるまで、復習を怠らないようにしなくてはいけません。

その点で学習意欲を上げやすいのは、大学や予備校の講座です。
同じ目標を持つ仲間と一緒に授業を受けるので、自分が今どのくらいのレベルにいるのかがすぐにわかりますし、モチベーションアップにもつながります。さらに、最新の情報も瞬時に入手することができます。
デメリットは、授業の日時や場所が決まっていることです。仕事をしながら休まず通い続けるのは、周囲の協力がないとかなり大変です。
大学で開かれる社会人向けの試験対策講座は、回数が少ないので出席はしやすいものの、その年の試験の傾向と対策を教えてくれる程度になってしまうので、苦手分野は自宅でしっかり勉強しておかないと意味がありません。
参考書や問題集を用いての独学、通信講座、大学や予備校の講座など、それぞれに良いところと悪いところがあります。

自分自身の性格に合わせて、どの方法が一番勉強の意欲が湧き、効率的かを考えて選びましょう。

模試は必ず受けるべし!

模擬試験は自分が合格ラインのどのあたりにいるのかを知るために、とても重要です。結果が悪ければ、そこで見つけた弱点を克服しなくてはいけません。
管理栄養士国家試験の模試は、試験対策を行っている各社で年に数回行われています。
時期や受験会場、受験方法など都合の良いものを選んで、試験本番までにできれば数回、最低でも1回は受けましょう。

模試はできるだけ本番と同じ気持ちで挑むことも大切なので、都合が合えば試験会場で受験するのがベストです。
もし会場が遠方の場合やスケジュールが合わない場合は「自宅受験」でも構いません。自宅受験は通信教育の添削課題と同じように、自分の生活ペースに合わせていつでもチャレンジできることが利点です。
その代わり、本番さながらの環境を自分で整えなくてはいけません。途中で邪魔の入らない状態を作り、自分で時間をきちんと区切って取り組むことが大切です。自宅で集中するのが難しい場合は、図書館や自習室などを利用するといいでしょう。

効率よく合格率アップを目指そう!

管理栄養士国家試験の合格ラインは正答率60%です。定員はありません。つまり参考書をイチからすべて覚えて、満点を目指す必要はまったくありません。
仕事をしながら勉強を進める場合は、何よりも効率重視!過去問や模試の結果から見えた自分の苦手分野を、ひとつずつ克服するのが合格率アップの近道です。
その上で学習法に迷ったり、自分一人ではやる気が出ないと感じたら、通信教育や公開講座を検討してみてはいかがでしょうか。


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